金の太祖阿骨打の孫 ≪世宗・皇帝・歴史≫

世宗は金の第5代皇帝。金の太祖阿骨打の孫。父は太祖第5子の睿宗・王訛里朶である。

生母は渤海貴族の雛訛只の娘の貞懿皇后。

正妻は女真烏林荅部の首長の石土黒の娘の烏林荅氏。

1123年、上京にて貞懿皇后李氏を母に生まれる。

成人すると葛王に封ぜられ、兵部尚書、判大宗正事、中京留守などを歴任した。

胸に北斗七星の痣をもっていたという。

腹まで伸びた美しい長髭を持ち、騎射に優れた。

亡父と同様に仁孝な性質であったが、従兄に当たる第4代皇帝海陵王とは折り合いが悪かった。

だが、猜疑心の強い海陵王の目を眩ませるために、自分の妻の烏林荅氏が海陵王に迫られて自殺した折も不満一つ見せない素振りを演じた。

そのために海陵王からは暗愚な人物とみられて軽視されていた。

1161年、彼は東京留守に任じられた。
update:2010年03月09日